renovate’s blog

空き家になっていた田舎の実家をリノベ&リフォームした記録です。

繊維壁(綿壁)剥がしと天井塗装

繊維壁(綿壁)剥がしと天井塗装

前の記事は、「廃材で作るエアコン室外機カバー」です。

 

~~空き家だった田舎の実家をリノベーション。安全に楽しく悔やまず悩まない素人のDIY編です。2022年秋から週一回現場まで片道3時間、半日作業して日帰りでこつこつDIYしていました。作業忙しくて写真少なく文字多めになります。よろしければプロ施工編は、「目次」からご覧ください。~~

 

今回は、寝室の繊維壁剥がしと天井塗装です。

トイレ横、廊下奥の部屋を高齢の親の寝室として使います。本当は、断熱工事が先ですが冬目前だったので無理せず軽く内装だけにしました。冬は、電気代かかるけど暖房エアコンに頑張ってもらいます。



 

土間、廊下からのイメージを統一するため壁の漆喰仕上げと天井塗装します。

繊維壁なので剥がしてから天井塗装して漆喰仕上げします。

 

~繊維壁とは、その名の通り繊維を糊に混ぜて塗った壁です。施工が簡単で高度経済成長期に流行ったようです。消音、調湿作用がありますが断熱効果はありません。触るとポロポロとカスが落ちてきます。繊維壁でも変なキラキラとした素材が混合されているのが綿壁と言います。ここの壁は、「綿壁」です。この位の年代の家には、多い壁だったのでしょうね。自分は、あまり好きな壁ではありませんね。ちなみにアスベストは含んでいません。~

 

水を掛けるのでしっかりと丁寧にエアコンやコンセントを養生します。ショートしたら大変です。

 

剥がれ落ちるので床にもマスカーテープで保護します。

 

繊維壁の剥がし方は、水をたっぷりかける。15分放置。ヘラで剥がす。の手順です。

水は、電気周りを要注意しながら色が変わり膨れるくらいハンドスプレーで掛けます。掛かって無いところは剥がれないのでまんべんなく。細かい霧のハンドスプレーは、下地まで水が浸透しないので普通のものを使います。この部屋でバケツ5杯くらいは、掛けたと思います。

 

写真は、初めての作業風景です。思い切り失敗しています。放置の工程が抜けていて水をかけてすぐに削いでいます。また水の量も少なすぎました。金属ベラで力を入れてガリガリとこそいでますけど絶対剥がれません。

 

もう一度、水をたっぷり含ませ15分放置後に再度剥がしました。今度は、バッチリ。ゴムベラでもペロンと気持ちよく剥がれました。剥がれた繊維は、水を含んでいるのでずっしり。少し乾燥させてから燃えるゴミです。

 

最初は、自宅で休眠していたケルヒャーの蒸気洗浄機を持ち込んで剥がそうとしましたがまるで歯が立ちませんでした。ただヘラで剥がした後に点々と残った繊維に吹き付けると勢いよく綺麗に吹き飛んだので仕上げに使用しました。

 

次に天井塗装用の養生とマスキングします。

上の写真も既に施工しています。ローラー振り回すのでペンキが付かないよう廻り縁からマスカーで養生。下は、ブルーシート敷きました。

 

塗料は、安価な市販品です。艶消し濃い目のこげ茶にしたかったので2色混ぜました。カンペハピオのアレスアーチ艶消しのアーチブラウン2Lとニッペ水性フレッシュワイド黒0.2Lです。黒を足しながら調整しようとしたらいつまでも濃くならず結局全部入れてやっと希望の色に。

 

いよいよ腕がだるくなる塗装です。まず板の繋ぎ目に溝があるのでローラー入りません。この部分は刷毛で処理します。

 

この板は、表面にツヤがあるのでペンキのノリが悪く刷毛やローラーを往復するとせっかく載ったペンキがまた剥がれます。かすれてもいいので一方通行で塗ります。全部塗って乾いてから、かすれたところをもう一度施工します。まぁ2度塗りが基本です。面倒くさがらない。

 

完成。イメージ通りの色になりました。1度塗りと2度塗りの境目は出てません。ムラのない仕上がり。2品を混ぜてますけどいい塗料です。

 

ペンキは、2/3くらい消費しました。

 

昭和臭の電気は、あとで取り替えます。

この天井は屋根のように勾配していますが屋根とは全く繋がっていません。薄い合板です。真ん中がたるんで押すと上下に動きます。垂木(たるき)もなくて棟木(むなぎ)と軒桁(のきげた)にあたる柱に引っかけているだけです。断熱材も入ってなさそう。グラスウール敷きたいけどなぁ。うん振り返らないのもDIY

 

ご覧いただきありがとうございます。

次の記事は「漆喰塗り。市販品編」です。準備中です。

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