renovate’s blog

空き家になっていた田舎の実家をリノベ&リフォームした記録です。

完成ビフォーアフター(プロ工事編)

完成ビフォーアフター(プロ工事編)

前の記事は、「照明」です。

 

漠然とした夢がありました。「好きな家に住みたい」と。

色々とありましたがやっとここまでたどり着きました。

まだ全体の半分ですけどプロの仕事は完成です。

 

ビフォー

朽ちてぼろぼろ状態の空き家。築53年。人が住まなくなって20年以上は経っていますが年に数回は、掃除していました。土台、建材は、安物を継ぎ接ぎしています。いい木を使った古民家的な雰囲気はありません。本当は、解体してログハウスにでもしようかなと考えていました。



プロにお願いしたのは、緑で囲んだ部屋とピンクの外壁。そして屋根の張り替えです。

予算都合上全体の半分となりました。半分は、DIYしたかったのでこれで満足です。

アフター

外壁は、木酢液で煮沸処理した道産木のカラ松材です。見えにくいですが屋根は、北海道に多いガルバリウム鋼板の金属屋根です。ダークグレーです。

 

増築した倉庫は、束石だけ残して撤去。駐車場には狭くて使い道がないスペースです。あとで考えなきゃ。

 

スマートキー仕様の玄関ドア。重厚感あって外壁とイメージぴったりです。ドアはオーダーしていません。工務店さんに在庫があり処分価格でいいとのことで勧められた通りにしました。でも外壁材とコーディネート済みだったと思います。私は、外壁の色彩の完成イメージが無かったので自分で別のドアを選んでいたら失敗していたと思います。

 

モルタル打ちなおした玄関階段。玄関ルーフもリニューアル。

猫脱走防止用に風除室置く予定でしたが階段の基礎が脆く工務店さんから止めましょうと提案ありリメイクにしました。

 

存在感ある薪ストーブの煙突。窓のサッシは、古いままです。出窓が歪んでいるので新しいサッシは、諦めました。隙間対策は、DIYです。

中央に蛇口設置。左出窓の下にある塩ビ管は、排水用に見えますが薪ストーブ裏の土間に付けた吸気口に繋がってます。右のサンルームの所に屋外用のコンセント設置しています。のちのDIYで大活躍。この壁側にDIYで薪棚設置します。

 

くすんでいたサンルームのガラスは、プロの清掃でピカピカに。ごみも撤去してもらいましたが土が露出したままです。放っとくとジャングルになります。最初のDIYはここです。


ビフォー

玄関から居間方向を見ています。奥の窓がサンルーム。右は台所。変な模様のテカテカ床板は、左の廊下へと続いています。冷たい。

 

アフター
玄関、居間、台所をまとめて土間にしました。これが一番の夢でした。

古い床を剥がし基礎を埋め戻しした後、50mmスタイロの上にモルタル打設しています。素足でもキンキンの冷たい感はありません。外に土が無いので汚れることもありません。

 

そして自分で塗った漆喰壁。滑らかなプレーン仕上げとアクセントのエッジング模様。練りと塗りが上達した結果です。自画自賛。(笑)

漆喰は、工務店さんオリジナル商品です。吸湿性を高めるため天然素材を添加していますが薬品、化学物質は、入っていません。市販品も多種ありますが素人目でも仕上がりの違いがわかります。

この壁にプラスチックは・・ということで金属のコンセントプレートはオーダーです。

 

ビフォー

左がサンルーム、右が玄関、右奥が台所。暗い居間。統一感のない家具、配色からくる重苦しい雰囲気。

 

暗い、ごちゃごちゃ、冷たい床の台所。そして燃えないゴミの山。

 

アフター

キッチンは、建具屋さんオーダー。幅2400mmでカウンター付き。カウンターもオーダーです。カフェのように珈琲飲みながらノートパソコン広げてるイメージを伝えました。

出窓天板の下に3Dで歪んでいる空間があります。ここに工務店さんが収納ボックスを設置しよとしたら「こんなところに入るかよ」と建具屋さんに叱られてました(笑)でも最後は気持ちよく戸が開閉出来る立派な収納を作ってもらいました。

薪ストーブのエアー不足防止のためにレンジフードは、吸排気タイプです。オーダーしていませんが薪ストーブ置くならあたり前とのこと。

ダクトレール照明で全体をカバーしています。キッチン上のレールは、カウンター用のペンダントライトと料理用のスポットライトを付けています。

天井は、塗りと貼りでリメイク。濃茶系で統一しました。白い漆喰壁にぴったり。貼っているのは繊維壁紙。近くで見ると素敵な編み目模様です。

 

出窓側から見ています。左下のチラッと見えている木は、幅2間分もある出窓の天板です。30mmの集成材を天然オイル仕上げしています。ずっしり感と手触りがいいですよー。工務店さんに任せていましたが想像以上でした。嬉しい。

奥の絨毯敷いている部屋は、築53年のままです。そのうちDIYします。

 

明るい照明。丸型LEDで正解です。結構強い意志で全部スポットライトにするつもりでしたが工務店さんのおすすめから外れてました。スポットライトにしたら影が出来て気持ち悪い空間になっていたでしょう。やめて正解。

 

カウンター中央にコンセント付けました。3人ゆったり座れます。これに合うイス考えなきゃ。将来は、このカウンターまで調理台を広げるつもりです。また、建具屋さんにおねがいします。

 

玄関と台所だった場所です。コーナーに洗濯機を置きます。

玄関横の棚は、市販品をとりあえず置いてみましたがイメージ合わないですね。どんな物を置くにしてもこれだけ段数あればごちゃごちゃになります。

玄関入ってから薪ストーブを見たい、コーナーの洗濯機を隠したい、猫の脱走防止したいと3つを叶える工夫が必要です。DIYで何とかしなければ。

 

必要十分にしてシンプルなスタイルの鋼板製薪ストーブ。英国ハンターストーブ社製です。薪ストーブは、鋳物製を希望していましたがショールームで見ると結構な大きさとゴツさに圧倒。ログハウスなら合いますがカフェライクな土間には違和感があり諦めました。

ストーブの前にアウトドア用のローチェアを置き、ただただ炎を見るのが夢でした。丸テーブル置いてもいいですね。横にある薪ラックは、廃棄したハンガーラックの鉄パイプを使ってDIYで再生。


ビフォー

寒い寒い脱衣所兼風呂場。

 

アフター

土間から廊下に上がり吊戸の奥が脱衣所です。

廊下は、道産ナラ材で脱衣所まで続いています。素足で歩くと柔らかく暖かい感触。吊戸は、道産トド松です。建具屋さんにオーダーしました。

 

廊下の漆喰も自分で塗りました。ここが初めて漆喰塗りに挑戦した場所です。厚塗りしすぎ。廊下は狭いので歩くたびに息苦しい感じに(笑)。店舗ならアリですけど毎日毎回となるとね。

 

洗面台とユニットバスは、こだわりはなく一般的な市販品です。洗面台横にコルクタイル貼り付けてもらいました。木枠もしっかりオイル塗装しています。

 

お風呂を出て右側、ただの壁を段差付けてタオル掛け用に工夫してもらいました。オイル塗装した板を張ってハンガーバーを付けてもらいました。濡れても大丈夫。

 

以上です。

 

工務店さんのこだわりでもある自然素材をふんだんに使った家。木を活かした家です。道産木、自然オイル塗料、接着剤、漆喰も化学物質や添加剤は含まれていません。材料は、輸入、大量生産よりも高価ですが地元産の素材に囲まれる価値は、それ以上です。もし同じ仕上がりでも外国産の木だったらこれだけの喜びは得られなかったと思います。「高い」ではなく「適正価格」だと思っています。希望をかなえてくれた大工さん、建具屋さん、電気、屋根、内装、外装と数多くの施工業者さんに大感謝です。

 

大満足ですが完成したのは、全体の半分です。古い家ならではの問題点がまだまだ山積しています。これからは、楽しむことを心掛けながらDIYします。

 

ちなみに総工費は1400万円でした。好きな家の代金(適正価格)です。(笑)

 

以上ご覧いただきありがとうございます。

次の記事からはプロが見たら失笑の素人DIY編始まります。

サンルーム床張り」です。

目次はこちらです。