renovate’s blog

空き家になっていた田舎の実家をリノベ&リフォームした記録です。

漆喰塗り。市販品編

漆喰塗り。市販品編

前の記事は、「繊維壁(綿壁)剥がしと天井塗装」です。

 

~~空き家だった田舎の実家をリノベーション。安全に楽しく悔やまず悩まない素人のDIY編です。2022年秋から週一回現場まで片道3時間、半日作業して日帰りでこつこつDIYしていました。作業忙しくて写真少なく文字多めになります。よろしければプロ施工編は、「目次」からご覧ください。~~

 

今回は、寝室の壁の漆喰仕上げです。

前回の記事で繊維壁剥がしと天井塗装は終わってます。

 

漆喰は、プロの工事と一緒に廊下と土間で体験済みです。よろしければ「漆喰を塗る(DIY)」をご覧ください。

 

工務店さんオリジナル漆喰をDIY用に買って保管していますが今回は、市販品の田川産業「DIY NURI2(ぬりぬり ナチュラルホワイト)」を使います。理由は、市販品を試したかったのと土間から続く2部屋も同じ作業するので工務店さんの漆喰が足りなくなると困るから。工務店さんオリジナル漆喰は、天然素材のみなので成分等を検討して製品を選択しました。

ホームセンター巡り1店舗だけ在庫有りました。でも5Kg缶1つだけ。5Kgで4平米分です。全然足りないのでちょっと多いかなと思いつつお得用18Kg缶を発注し計23Kg持ち込んで作業しました。23Kgと言ってもこの製品は、初めから水を含んでいます。加水撹拌不要で直ぐに施工できるのが特徴です。シーラーも付属しています。自分で用意するのは鏝と鏝台、ローラー、マスキングテープ、マスカー、ブルーシート、必要ならパテ、最後に道具を洗浄するためのバケツ。

 

最初にマスキングです。柱、巾木、廻り縁などなど2mm露出してマスキングします。漆喰は、盛り高あるのでキワまで全部をマスキングすると剥がした時に漆喰まで剥がれ下地が出てしまいます。

 

次にパテ埋め。繊維壁を剝がした下地はフラットだったので撤去した押し入れ壁のみの施工だけで済みました。パテ埋めは、時間がかかり汗をかく工程ですが今回は楽ちん。

 

次にシーラー塗装です。土間で施工した時は、石膏ボードに漆喰をじかに塗りしましたが下地によっては、色が染み出ないようにシーラー塗装します。まぁコーティングですね。この部屋の壁は、それが必要です。NURI2は、シーラーも付属しています。それを使いました。これをしないと白い漆喰に黒ずみが染み出しホラーな壁になります。シーラーも大事な工程です。


NURI2の漆喰は、厚いビニール袋に加水した状態で梱包されています。うどんを打つようにビニール袋のまま足ふみで均一に混ぜてから使用します。なのでドリル撹拌機は要りません。

土間で使用していた漆喰と違い繊維を含んでいるので抵抗なくスーっと伸びる感じが無く量が食いそうだなと感じました。また下地がガリガリの砂壁なので塗り過ぎに気を付けました。フラット仕上げが少し難しかったです。

 

薄めに塗ったつもりでしたが解体した押し入れの壁が結構広く23Kgを使い切りました。ギリギリセーフ。

 

マスキングテープは、漆喰が半渇きの時に剥がします。これも忘れてはいけない工程。


小壁もいい雰囲気です。天井の色と合ってます。この押し入れは、解体決定しました。クローゼットとして使います。漆喰は、もう無いのでポリカでも貼ります。

 

ただ施工後、薄っすら下地の黒い色が出てました。漆喰も無くなったし後悔せずの精神で終えました。ところが翌週見ると完全に真っ白に。多分、成分に繊維が入っているので膨らんだ?効果かなと思いました。

写真の薄っすら黒い部分が真っ白に。ちょっと驚きです。

 

冬を間近に何故か断熱は後回しで進めている寝室のリフォームですがあと少しだけ弄ってみます。

 

ご覧いただきありがとうございます。

次の記事は「押し入れ撤去とタイルカーペット貼りと猫!?」です。

目次はこちらです。

繊維壁(綿壁)剥がしと天井塗装

繊維壁(綿壁)剥がしと天井塗装

前の記事は、「廃材で作るエアコン室外機カバー」です。

 

~~空き家だった田舎の実家をリノベーション。安全に楽しく悔やまず悩まない素人のDIY編です。2022年秋から週一回現場まで片道3時間、半日作業して日帰りでこつこつDIYしていました。作業忙しくて写真少なく文字多めになります。よろしければプロ施工編は、「目次」からご覧ください。~~

 

今回は、寝室の繊維壁剥がしと天井塗装です。

トイレ横、廊下奥の部屋を高齢の親の寝室として使います。本当は、断熱工事が先ですが冬目前だったので無理せず軽く内装だけにしました。冬は、電気代かかるけど暖房エアコンに頑張ってもらいます。



 

土間、廊下からのイメージを統一するため壁の漆喰仕上げと天井塗装します。

繊維壁なので剥がしてから天井塗装して漆喰仕上げします。

 

~繊維壁とは、その名の通り繊維を糊に混ぜて塗った壁です。施工が簡単で高度経済成長期に流行ったようです。消音、調湿作用がありますが断熱効果はありません。触るとポロポロとカスが落ちてきます。繊維壁でも変なキラキラとした素材が混合されているのが綿壁と言います。ここの壁は、「綿壁」です。この位の年代の家には、多い壁だったのでしょうね。自分は、あまり好きな壁ではありませんね。ちなみにアスベストは含んでいません。~

 

水を掛けるのでしっかりと丁寧にエアコンやコンセントを養生します。ショートしたら大変です。

 

剥がれ落ちるので床にもマスカーテープで保護します。

 

繊維壁の剥がし方は、水をたっぷりかける。15分放置。ヘラで剥がす。の手順です。

水は、電気周りを要注意しながら色が変わり膨れるくらいハンドスプレーで掛けます。掛かって無いところは剥がれないのでまんべんなく。細かい霧のハンドスプレーは、下地まで水が浸透しないので普通のものを使います。この部屋でバケツ5杯くらいは、掛けたと思います。

 

写真は、初めての作業風景です。思い切り失敗しています。放置の工程が抜けていて水をかけてすぐに削いでいます。また水の量も少なすぎました。金属ベラで力を入れてガリガリとこそいでますけど絶対剥がれません。

 

もう一度、水をたっぷり含ませ15分放置後に再度剥がしました。今度は、バッチリ。ゴムベラでもペロンと気持ちよく剥がれました。剥がれた繊維は、水を含んでいるのでずっしり。少し乾燥させてから燃えるゴミです。

 

最初は、自宅で休眠していたケルヒャーの蒸気洗浄機を持ち込んで剥がそうとしましたがまるで歯が立ちませんでした。ただヘラで剥がした後に点々と残った繊維に吹き付けると勢いよく綺麗に吹き飛んだので仕上げに使用しました。

 

次に天井塗装用の養生とマスキングします。

上の写真も既に施工しています。ローラー振り回すのでペンキが付かないよう廻り縁からマスカーで養生。下は、ブルーシート敷きました。

 

塗料は、安価な市販品です。艶消し濃い目のこげ茶にしたかったので2色混ぜました。カンペハピオのアレスアーチ艶消しのアーチブラウン2Lとニッペ水性フレッシュワイド黒0.2Lです。黒を足しながら調整しようとしたらいつまでも濃くならず結局全部入れてやっと希望の色に。

 

いよいよ腕がだるくなる塗装です。まず板の繋ぎ目に溝があるのでローラー入りません。この部分は刷毛で処理します。

 

この板は、表面にツヤがあるのでペンキのノリが悪く刷毛やローラーを往復するとせっかく載ったペンキがまた剥がれます。かすれてもいいので一方通行で塗ります。全部塗って乾いてから、かすれたところをもう一度施工します。まぁ2度塗りが基本です。面倒くさがらない。

 

完成。イメージ通りの色になりました。1度塗りと2度塗りの境目は出てません。ムラのない仕上がり。2品を混ぜてますけどいい塗料です。

 

ペンキは、2/3くらい消費しました。

 

昭和臭の電気は、あとで取り替えます。

この天井は屋根のように勾配していますが屋根とは全く繋がっていません。薄い合板です。真ん中がたるんで押すと上下に動きます。垂木(たるき)もなくて棟木(むなぎ)と軒桁(のきげた)にあたる柱に引っかけているだけです。断熱材も入ってなさそう。グラスウール敷きたいけどなぁ。うん振り返らないのもDIY

 

ご覧いただきありがとうございます。

次の記事は「漆喰塗り。市販品編」です。準備中です。

目次はこちらです。

廃材で作るエアコン室外機カバー

廃材で作るエアコン室外機カバー

前の記事は、「サンルーム床張り」です。

 

~~空き家だった田舎の実家をリノベーション。安全に楽しく悔やまず悩まない素人のDIY編です。2022年秋から週一回現場まで片道3時間、半日作業して日帰りでこつこつDIYしていました。体力的にはキツイですけど贅沢な趣味です。よろしければプロ施工編は、「目次」からご覧ください。~~

 

今回は、廃材端材で作るエアコン室外機カバーです。

簡単な作業ですが工程を紹介します。

 

解体したときに残しておいた25mmのベニヤをカットしてエアコン室外機カバーにしました。高齢の親の寝室と土間用に2台分です。エアコンは、寒冷地用暖房付きなので冬も使います。

柱は架台の穴にボルト通して固定できるので横に板張ってルーバーにします。柱を労せず固定できることが簡単な作業と言った理由です。

 

柱は、荒材の余りです。柱自体は、強くないですがボルトでガッチリ固定して横板張るので箱の強度は充分です。台風でも飛んでいきません。板は、事前に防腐防水塗料塗ってます。

 

柱2本ガッチリ固定しました。これで板張れます。側面にも板を張る場合は、柱の幅を広げる必要があります。室外機より長い基礎を横に敷いて柱を立てる。ちょっと面倒で大げさになります。強い風当たる場所ではないので側面は張りません。

 

柱の足は、ボルト2本で垂直にして立てましたが弄っているうちに歪まないよう一番上の板を最初に張ってから30mm空けて下に向かって打っています。この位の隙間があれば排熱もできるし雨雪もそこそこ凌げる。丁度よさそう。

横板は、べニアの廃材を丸鋸テーブルで均一にカットしています。25mm位のちょうどいい厚みの板だったので使いましたが後で問題出ました。

 

屋根の分の廃材ベニヤが無く一番安い1x4材1800mm5本を買いました。ベニヤが高いんですよ。

雨と屋根からの雪が直接落ちないようにポリカ貼ってから隙間なく上張りします。プラスチックの波板でもいいんですけどね。「見てくれ」で木にしました。

 

歪まないようビス2本ずつで固定。後ろの柱を少し高くして傾斜付けています。室外機の横は、このままにします。強風に晒される場所ではないのでこれで充分です。

 

土間の室外機の横は、サンルームのガラスでカバーされています。そもそも手が入らないので側面は張れません。

 

ボルトとビスはステンレスですが錆びにくいだけでキチンと錆びます。ボルトとビスに錆防止剤吹付けて完了しました。ガッチリ固定したのでビクともしません。

 

ベニヤの表面が極端に薄い木を貼った素材だったので半年でペリペリと剥がれました。中の木材が出てきたので全部剥がして余ってた黒の塗料で再塗装。

うーん。まっいいか。(笑)

 

1シーズン経過しましたが屋根からの雪もバッチリ保護してくれました。

1x4材は、すぐに反りが出るので割れたり見てくれ悪ければ交換します。

屋根板の下に敷いたポリカ多分硬くなってポロポロと割れてきます。アスファルト防水シートのほうがいいですね。割れたら取り替えます。DIYは、安全に楽しく悔やまず悩まないが大事。

 

ご覧いただきありがとうございます。

次の記事は「繊維壁(綿壁)剥がしと天井塗装」です。準備中です。

目次はこちらです。

 

サンルーム床張り

サンルーム床張り

前の記事は、「完成ビフォーアフター(プロ工事編)」です。

 

この記事から素人のDIY編が始まります。2022年からこつこつ始めたDIYを記事にします。引っ越し前だったので現住まいから現場まで週一で片道3時間の日帰りでDIYしていました。体力的にはキツイですけど贅沢な趣味です。

 

今回は、サンルームの床板張りです。

 

裏庭のサンルームです。天井は、崩壊していたのでプロに直してもらってます。(写真は、リノベーションする前です。)

 

撤去も考えました。多少歪んではいますがドアの開閉は出来るのでこのまま薪置き場に活用することにしました。中は多少盛土しています。蟻の巣が大都会になってます。

 

さて問題は、資材の調達です。田舎なので小規模なホームセンターのみ。木材の種類も少なく価格が倍近くします。となると買って持っていくしかありません。

床板は1枚300円もしない杉の荒材使います。厚さ30mmx1間物で30枚ほど。サンルームに合わせて1600mmにカットし軽くサンダー後に防腐防水塗料塗って運搬です。この車では、後部座席倒して斜め入れでギリギリ。カットせずに1800mmのまま載せると運転席と助手席の間に挟むしかないので限られた本数になります。毎回夫婦で移動しているので助手席は倒せません。

 

運搬の一番のポイント。養生シートとゴムシートと毛布を使って完全に角を隠します。毛布で木材を覆いその上からゴムか養生シートで車と分離。毛布だけではダメで揺れただけでもガリッといくので要注意です。最近ワンボックスカーが欲しくてしょうがない。

 

 

作業に集中してて写真飛んでますが大引き張り終わってます。

4m×1.6mの空間に横2本の大引きを並べています。束石は、3つずつ。

 

 

束石は、床板を土間の高さと合わせるように設置しました。手順は、穴を掘る。砕石打設。束石を置く。水平を取る。ジャリコン打設の順。どの作業も大汗。水平器使いましたが縦横斜めの水平調整は素人には難しかったです。多少の傾斜は大引き側で調整することにしました。

束石は、ホームセンターにある羽子板付き300mmくらいの物です。ジャリコンは、20lを6袋。束石1個に1袋たっぷり。砕石は、20lを3袋使いました。2週間後ビクともしませんでした。

 

次に大引きです。90x90を敷くつもりでしたが現地調達できなかったので50x100の材を縦に使ってます。なので正確には中引き(笑)。荷重耐性はありますが後で同じ材をもう1枚重ねようと思います。

写真では見えませんが水平垂直調整は、羽子板を曲げたり薄い板のパッキン挟んだり添え木で固定するなど工夫して大引きを真っすぐにしています。最後に羽子板と10mm径のボルトでガッチリ固定しています。

 

束石と防草シートの接着は、写真のように養生テープ巻いてますけど秒で剥がれます。接着力の強力な防風テープを忘れてしまい別の日に施工しました。枠と接触している周囲も必要です。後日、案の定隙間から草生え放題になりました。このやるせなさもDIY(笑)

 

運んだ板を敷いていきます。

 

写真では見えてませんが両端に水糸張って並べる板の木口を揃えています。1枚ずつゴム板挟んで隙間を揃えてビスで固定。約30枚繰り返し。ここも結構汗かきました。ボンドで固定して一気にビス打ちすると楽ですけど後で剥がすので一枚ずつ張りました。

 

完成。あとで一部をスノコに変えています。別の記事にしようと思います。

 

外に出るときは段差があるので階段が必要です。そのうち木製階段を付けます。

 

床下が横から見えるので後日板を貼って目隠しをしました。

 

これだけの物を作る場合は、材料調達から始まりかなりの工程を重ねます。プロと違いDIYは、同じものを多く作らないため段取り、工程毎の仕上げに隙が出ます。今回は、防草シートの貼り直しと大引きの脆弱性と床下のメンテナンスに不満が出ました。階段の設置も必要です。でもDIYは、修正する楽しみもあります。安全に楽しく悔やまない悩まないがDIYです。

 

ご覧いただきありがとうございます。

次の記事は「廃材で作るエアコン室外機カバー」です。

目次はこちらです。

完成ビフォーアフター(プロ工事編)

完成ビフォーアフター(プロ工事編)

前の記事は、「照明」です。

 

漠然とした夢がありました。「好きな家に住みたい」と。

色々とありましたがやっとここまでたどり着きました。

まだ全体の半分ですけどプロの仕事は完成です。

 

ビフォー

朽ちてぼろぼろ状態の空き家。築53年。人が住まなくなって20年以上は経っていますが年に数回は、掃除していました。土台、建材は、安物を継ぎ接ぎしています。いい木を使った古民家的な雰囲気はありません。本当は、解体してログハウスにでもしようかなと考えていました。



プロにお願いしたのは、緑で囲んだ部屋とピンクの外壁。そして屋根の張り替えです。

予算都合上全体の半分となりました。半分は、DIYしたかったのでこれで満足です。

アフター

外壁は、木酢液で煮沸処理した道産木のカラ松材です。見えにくいですが屋根は、北海道に多いガルバリウム鋼板の金属屋根です。ダークグレーです。

 

増築した倉庫は、束石だけ残して撤去。駐車場には狭くて使い道がないスペースです。あとで考えなきゃ。

 

スマートキー仕様の玄関ドア。重厚感あって外壁とイメージぴったりです。ドアはオーダーしていません。工務店さんに在庫があり処分価格でいいとのことで勧められた通りにしました。でも外壁材とコーディネート済みだったと思います。私は、外壁の色彩の完成イメージが無かったので自分で別のドアを選んでいたら失敗していたと思います。

 

モルタル打ちなおした玄関階段。玄関ルーフもリニューアル。

猫脱走防止用に風除室置く予定でしたが階段の基礎が脆く工務店さんから止めましょうと提案ありリメイクにしました。

 

存在感ある薪ストーブの煙突。窓のサッシは、古いままです。出窓が歪んでいるので新しいサッシは、諦めました。隙間対策は、DIYです。

中央に蛇口設置。左出窓の下にある塩ビ管は、排水用に見えますが薪ストーブ裏の土間に付けた吸気口に繋がってます。右のサンルームの所に屋外用のコンセント設置しています。のちのDIYで大活躍。この壁側にDIYで薪棚設置します。

 

くすんでいたサンルームのガラスは、プロの清掃でピカピカに。ごみも撤去してもらいましたが土が露出したままです。放っとくとジャングルになります。最初のDIYはここです。


ビフォー

玄関から居間方向を見ています。奥の窓がサンルーム。右は台所。変な模様のテカテカ床板は、左の廊下へと続いています。冷たい。

 

アフター
玄関、居間、台所をまとめて土間にしました。これが一番の夢でした。

古い床を剥がし基礎を埋め戻しした後、50mmスタイロの上にモルタル打設しています。素足でもキンキンの冷たい感はありません。外に土が無いので汚れることもありません。

 

そして自分で塗った漆喰壁。滑らかなプレーン仕上げとアクセントのエッジング模様。練りと塗りが上達した結果です。自画自賛。(笑)

漆喰は、工務店さんオリジナル商品です。吸湿性を高めるため天然素材を添加していますが薬品、化学物質は、入っていません。市販品も多種ありますが素人目でも仕上がりの違いがわかります。

この壁にプラスチックは・・ということで金属のコンセントプレートはオーダーです。

 

ビフォー

左がサンルーム、右が玄関、右奥が台所。暗い居間。統一感のない家具、配色からくる重苦しい雰囲気。

 

暗い、ごちゃごちゃ、冷たい床の台所。そして燃えないゴミの山。

 

アフター

キッチンは、建具屋さんオーダー。幅2400mmでカウンター付き。カウンターもオーダーです。カフェのように珈琲飲みながらノートパソコン広げてるイメージを伝えました。

出窓天板の下に3Dで歪んでいる空間があります。ここに工務店さんが収納ボックスを設置しよとしたら「こんなところに入るかよ」と建具屋さんに叱られてました(笑)でも最後は気持ちよく戸が開閉出来る立派な収納を作ってもらいました。

薪ストーブのエアー不足防止のためにレンジフードは、吸排気タイプです。オーダーしていませんが薪ストーブ置くならあたり前とのこと。

ダクトレール照明で全体をカバーしています。キッチン上のレールは、カウンター用のペンダントライトと料理用のスポットライトを付けています。

天井は、塗りと貼りでリメイク。濃茶系で統一しました。白い漆喰壁にぴったり。貼っているのは繊維壁紙。近くで見ると素敵な編み目模様です。

 

出窓側から見ています。左下のチラッと見えている木は、幅2間分もある出窓の天板です。30mmの集成材を天然オイル仕上げしています。ずっしり感と手触りがいいですよー。工務店さんに任せていましたが想像以上でした。嬉しい。

奥の絨毯敷いている部屋は、築53年のままです。そのうちDIYします。

 

明るい照明。丸型LEDで正解です。結構強い意志で全部スポットライトにするつもりでしたが工務店さんのおすすめから外れてました。スポットライトにしたら影が出来て気持ち悪い空間になっていたでしょう。やめて正解。

 

カウンター中央にコンセント付けました。3人ゆったり座れます。これに合うイス考えなきゃ。将来は、このカウンターまで調理台を広げるつもりです。また、建具屋さんにおねがいします。

 

玄関と台所だった場所です。コーナーに洗濯機を置きます。

玄関横の棚は、市販品をとりあえず置いてみましたがイメージ合わないですね。どんな物を置くにしてもこれだけ段数あればごちゃごちゃになります。

玄関入ってから薪ストーブを見たい、コーナーの洗濯機を隠したい、猫の脱走防止したいと3つを叶える工夫が必要です。DIYで何とかしなければ。

 

必要十分にしてシンプルなスタイルの鋼板製薪ストーブ。英国ハンターストーブ社製です。薪ストーブは、鋳物製を希望していましたがショールームで見ると結構な大きさとゴツさに圧倒。ログハウスなら合いますがカフェライクな土間には違和感があり諦めました。

ストーブの前にアウトドア用のローチェアを置き、ただただ炎を見るのが夢でした。丸テーブル置いてもいいですね。横にある薪ラックは、廃棄したハンガーラックの鉄パイプを使ってDIYで再生。


ビフォー

寒い寒い脱衣所兼風呂場。

 

アフター

土間から廊下に上がり吊戸の奥が脱衣所です。

廊下は、道産ナラ材で脱衣所まで続いています。素足で歩くと柔らかく暖かい感触。吊戸は、道産トド松です。建具屋さんにオーダーしました。

 

廊下の漆喰も自分で塗りました。ここが初めて漆喰塗りに挑戦した場所です。厚塗りしすぎ。廊下は狭いので歩くたびに息苦しい感じに(笑)。店舗ならアリですけど毎日毎回となるとね。

 

洗面台とユニットバスは、こだわりはなく一般的な市販品です。洗面台横にコルクタイル貼り付けてもらいました。木枠もしっかりオイル塗装しています。

 

お風呂を出て右側、ただの壁を段差付けてタオル掛け用に工夫してもらいました。オイル塗装した板を張ってハンガーバーを付けてもらいました。濡れても大丈夫。

 

以上です。

 

工務店さんのこだわりでもある自然素材をふんだんに使った家。木を活かした家です。道産木、自然オイル塗料、接着剤、漆喰も化学物質や添加剤は含まれていません。材料は、輸入、大量生産よりも高価ですが地元産の素材に囲まれる価値は、それ以上です。もし同じ仕上がりでも外国産の木だったらこれだけの喜びは得られなかったと思います。「高い」ではなく「適正価格」だと思っています。希望をかなえてくれた大工さん、建具屋さん、電気、屋根、内装、外装と数多くの施工業者さんに大感謝です。

 

大満足ですが完成したのは、全体の半分です。古い家ならではの問題点がまだまだ山積しています。これからは、楽しむことを心掛けながらDIYします。

 

ちなみに総工費は1400万円でした。好きな家の代金(適正価格)です。(笑)

 

以上ご覧いただきありがとうございます。

次の記事からはプロが見たら失笑の素人DIY編始まります。

サンルーム床張り」です。

目次はこちらです。

照明

照明

前の記事は、「玄関階段とルーフ」です。

 

いよいよ完成間近。

工事の最後は、取り付けた照明を記事にします。

 

LEDが当たり前となった現在、天井からぶら下がった笑ってしまうほどのレトロな昭和の電気。これも幼いころのトラウマ。居心地の悪さを感じていたひとつの要因でした。

 

カフェライクな土間とキッチンということで設計段階でダクトレールの照明と決めていました。最初は、すべてスポットライトにしようと考えていましたが必要なのは明るさなので止めました。

 

写真は、玄関から見ています。玄関側の天井に2本のレール。見えないですが右側のレールの横に埋め込みのスポット1個。奥のキッチン側の天井は、写真では見えにくいですが3本のレール。真ん中のレールは、キッチンのカウンターの真上です。そして2間ある出窓の天井に1本引いています。合計6本のレールが天井を這っています。

 

キッチンカウンター真上のレールです。調理用のスポットライト2個とカウンター用のペンダント3個を付けています。

 

本当は、このタイプではなくスマートに平らな黒のライトを希望していましたが在庫切れ。代わりの商品ですが実物を見るとなんだか昔のゴミバケツを思い出しました。後で傘を黒く塗ります。

 

希望通りのライティング完成です。全部スポットライトにしていたら影がうるさ過ぎて落ち着かない空間になっていたでしょうね。

 

次の記事は、いよいよプロ版の最終回「完成ビフォーアフター(プロ工事編)」です。

 

目次はこちらです。

玄関階段とルーフ

玄関階段とルーフ

前の記事は、煙突と薪ストーブです。

 

ぼろぼろに崩れたコンクリートの玄関階段。朽ちた玄関ルーフ。鉄製の柱受けは、錆びで破断してぶーらぶら。5匹の猫と一緒に引っ越しする予定なのでモルタル補修して脱走防止用に風除室にするつもりでしたが・・・

 

表面を斫ると・・・なんと崩れつつあるコンクリートブロック。

この上に風除室を建てても速攻で歪みます。なので風除室は諦めました。

 

撤去して作り直す工事は、予算に入っていません。

なのでモルタル貼りなおして玄関ルーフだけ再生となりました。

 

ただ隙間なく流し込んだモルタルも中のコンクリートブロックが崩れたら直ぐにクラックが入ります。持って数年かなぁと工務店さんに言われました。まぁその時は、撤去して木の階段にでもしようと思います。

 

支柱も立派になりました。ルーフも化粧し直して今まで無かったライトまで付きます。

 

完成。玄関ドアが映えました。ルーバーがいいですね。

 

完成まであと少し。

 

ご覧いただきありがとうございます。

次の記事は「照明」です。

目次はこちらです。